つれづれ日記

なぜ外国人は日本のスーパーで2時間も過ごすのか

こんな方におすすめ

  • 山口県のインバウンドツアーを考えている方
  • 観光地ではない日本の魅力を発信したい方
  • 外国人が日本で何に感動するのか知りたい方

外国人にとって日本のスーパーは「生活の博物館」である

日本人にとってスーパーは、仕事帰りや休日に立ち寄るごく当たり前の場所です。夕食の材料を買い、飲み物や日用品を購入し、必要な物があれば数十分で帰る。そんな「生活の一部」でしかありません。しかし、この何気ない場所こそ、外国人旅行者にとっては何時間いても飽きない観光スポットになります。

私は中国へ15回以上渡航し、東南アジアやヨーロッパにも足を運びましたが、海外へ行くと必ずと言っていいほど現地のスーパーへ立ち寄っていました。理由は簡単です。観光地では、その国が旅行者に見せたい姿しか見えません。しかしスーパーへ行けば、その国で暮らす人たちの日常が見えてくるからです。

実は外国人も、日本でまったく同じことを考えています。

スーパーへ入ると、最初に驚くのは商品の種類です。野菜一つを見ても、季節によって並ぶものが変わり、産地まで細かく表示されています。魚売り場には新鮮な刺身や切り身が並び、肉売り場には用途ごとに細かく分けられた商品があります。さらに、お菓子や飲み物は季節限定や地域限定の商品が数多く並び、売り場全体から日本人の細やかな感性を感じ取ることができます。

日本人にとっては当たり前でも、海外ではここまで丁寧に商品が並び、清潔感が保たれているスーパーは決して多くありません。そのため、外国人旅行者は一つひとつの商品を手に取り、写真を撮り、翻訳アプリで説明を読みながらゆっくり店内を歩きます。

つまり、日本のスーパーは「買い物をする場所」ではなく、「日本人の暮らしを学ぶ博物館」なのです。そこには教科書では学べない、日本人の生活や文化、価値観がそのまま詰まっています。


惣菜・弁当・値引きシールに、日本人の暮らし方が表れている

外国人が日本のスーパーで長時間過ごす理由は、商品が珍しいからだけではありません。実際に見ているのは、「日本人はどんな暮らしをしているのか」ということです。

その代表例が惣菜コーナーです。

日本では、唐揚げ、焼き魚、天ぷら、煮物、サラダ、寿司など、家庭料理に近い惣菜が豊富に並んでいます。しかも彩りが美しく、少量ずつ購入できる商品も多く、一人暮らしでも利用しやすく工夫されています。

海外では外食文化が中心だったり、冷凍食品が多かったりする地域もあります。そのため、日本のスーパーで並ぶ惣菜を見て、「スーパーなのにレストランみたいだ」と驚く外国人も少なくありません。

さらに興味深いのが、お弁当文化です。数百円で栄養バランスの取れた食事が購入でき、夕方になると値引きシールが貼られます。日本人にとっては見慣れた光景ですが、外国人からすると、「食品ロスを減らしながら消費者にもメリットがある仕組み」として非常に興味深く映ります。

私も海外へ行くと、現地スーパーで惣菜や弁当を買ってホテルで食べることがあります。その国の家庭の味を知るには、一番手軽で分かりやすい方法だからです。

だからこそ、外国人が日本のスーパーで弁当や惣菜をじっくり見ている姿を見ると、「自分も海外で同じことをしていたな」と感じます。

スーパーは、お土産を買う場所ではありません。その国の生活を体験する場所なのです。そして、日本ほどその魅力を感じられるスーパーは世界的に見ても決して多くありません。


地方のスーパーにこそ、本当の日本がある

もし私が山口県を案内するツアーを作るなら、有名観光地だけでは終わらせません。必ず地元のスーパーへ立ち寄る時間を入れます。

理由は、地方のスーパーほど地域性が色濃く表れるからです。

山口県内でも、瀬戸内海側と日本海側では魚売り場の内容が違います。地域によって人気の調味料も違えば、お菓子や蒲鉾、地酒、野菜の種類も違います。観光土産店では旅行者向けの商品が並びますが、スーパーには「地元の人が本当に毎日買っている商品」が並んでいます。

私は軽貨物ドライバーとして県内を走り続け、多くのスーパーへ立ち寄ってきました。港町のスーパーでは朝から新鮮な魚が並び、山間部では地元農家の野菜が販売され、地域ごとに売り場の雰囲気も違いました。

さらに面白いのは、買い物をしている人たちです。

学校帰りの学生、仕事帰りの会社員、夕飯の材料を選ぶ主婦、買い物帰りに店員さんと世間話をする高齢者。その何気ない日常の風景こそ、日本を最もリアルに感じられる瞬間だと私は思っています。

外国人旅行者の中には、「神社やお寺よりスーパーの方が面白かった」と話す人もいます。それは、日本文化とは建物だけではなく、そこに暮らす人々の生活そのものだからです。

これからのインバウンドでは、有名観光地だけを巡る旅ではなく、日本人の暮らしに触れる旅がさらに求められるでしょう。

私は、山口県という地方だからこそ、その魅力を伝えられると考えています。スーパーは単なる買い物の場所ではありません。その土地の文化、人柄、食生活、価値観を映し出す「地域のショーケース」です。

だから外国人は、日本のスーパーで2時間過ごしても飽きないのです。

外国人が日本のスーパーで長時間過ごす理由は、商品が珍しいからだけではありません。

そこに、日本人の日常、食文化、季節感、地域性が詰まっているからです。

観光地では見えない日本があります。地元の人が何を食べ、何を買い、どのように暮らしているのか。それを自然に見られる場所がスーパーです。

特に山口県のような地方では、スーパーに地域の個性が強く出ます。魚、調味料、惣菜、地元菓子、野菜、地酒。こうしたものを見て歩くだけで、その土地の暮らしが見えてきます。

これからのインバウンド旅行では、有名観光地だけでなく、「日本人の日常を体験する旅」がもっと価値を持つはずです。

山口県を案内するなら、私はあえてこう言いたいです。

観光地だけでは、本当の日本は分かりません。

スーパーにこそ、日本人の暮らしがあるのです。

まとめ

外国人が日本のスーパーで長時間過ごす理由は、商品が珍しいからだけではありません。

そこに、日本人の日常、食文化、季節感、地域性が詰まっているからです。

観光地では見えない日本があります。地元の人が何を食べ、何を買い、どのように暮らしているのか。それを自然に見られる場所がスーパーです。

特に山口県のような地方では、スーパーに地域の個性が強く出ます。魚、調味料、惣菜、地元菓子、野菜、地酒。こうしたものを見て歩くだけで、その土地の暮らしが見えてきます。

これからのインバウンド旅行では、有名観光地だけでなく、「日本人の日常を体験する旅」がもっと価値を持つはずです。

山口県を案内するなら、私はあえてこう言いたいです。

観光地だけでは、本当の日本は分かりません。

スーパーにこそ、日本人の暮らしがあるのです。

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