つれづれ日記

山口県は車がないと楽しめない?私は半分正解だと思う理由とは?

こんな方におすすめ

  • 山口県旅行を計画している方
  • レンタカーを借りるか迷っている方
  • 車なしで旅行できるか知りたい方

 

「山口県は車がないと観光できませんか?」

これは外国人旅行者だけでなく、日本人からもよく聞かれる質問です。

私の答えは、

「半分正解です。」

確かに、公共交通機関だけでは行きにくい場所が多いのは事実です。

しかし、だからといって「車がないと楽しめない」というわけではありません。

私は軽貨物ドライバーとして山口県内を毎日のように走ってきました。

海沿いの町、山奥の集落、港町、細い生活道路まで、多くの場所を訪れました。

その経験から感じるのは、「車は目的ではなく、山口県をもっと深く知るための手段」だということです。

車があると「観光地の間」が一番面白い

山口県の観光というと、角島大橋、秋吉台、錦帯橋、萩城下町、元乃隅神社など、有名なスポットを思い浮かべる方が多いでしょう。もちろん、これらは山口県を代表する素晴らしい観光地です。しかし、私が軽貨物ドライバーとして毎日のように県内を走り続けて感じたのは、「山口県の魅力は観光地そのものではなく、その間に広がる景色にある」ということでした。

例えば、海沿いを走る県道では、時間帯によって海の色が大きく変わります。朝は穏やかな青色、夕方にはオレンジ色に染まり、雨上がりには幻想的な景色が広がります。また、山間部へ向かう道路では、季節ごとに全く違う表情を見ることができます。春は桜並木、夏は濃い緑、秋は紅葉、冬は澄み切った空気と静けさ。目的地へ向かう途中だけで、何度も車を止めたくなるような風景に出会いました。

さらに、港町では漁船が並び、漁師さんたちが朝早くから仕事を始めています。住宅街では子どもたちが学校へ向かい、地元の方が畑仕事をしている姿も見られます。こうした日常の風景は、観光パンフレットには載っていません。しかし、外国人旅行者が「日本らしい」と感動するのは、実はこうした何気ない日常だったりします。

車で移動すると、自分のペースで気になる場所に立ち寄ることができます。「この景色がきれいだから少し停まろう」「この港町を歩いてみよう」と思った瞬間に行動できる自由があります。私はこの自由こそが、山口県を旅する最大の魅力だと感じています。


公共交通でも旅行はできる。でも見える山口県は大きく変わる

「車がないと山口県は楽しめない」と言われることがありますが、私はそれは少し違うと思っています。新幹線や在来線、路線バスを利用すれば、下関、岩国、山口市、萩などの主要な観光地を巡ることは十分可能です。初めて山口県を訪れる方であれば、公共交通だけでも満足できる旅行になるでしょう。

ただし、公共交通には時刻表があります。次の電車やバスの時間を気にしながら行動しなければならず、「もう少しここでゆっくりしたい」と思っても移動しなければならない場面が少なくありません。

一方、車があれば旅のスタイルは大きく変わります。予定を変更することもできますし、偶然見つけた景色やお店にも気軽に立ち寄れます。私は仕事へ向かう途中で美しい海岸線を見つけたり、夕日があまりにもきれいで数分だけ車を止めて眺めたりすることが何度もありました。

また、山口県には「目的地ではないけれど、印象に残る場所」が数多くあります。名前も知らない漁港、山奥の小さな神社、昔ながらの商店街、誰もいない展望スポット。こうした場所は公共交通では立ち寄りにくく、車だからこそ出会える景色です。

旅行とは、有名な場所へ行くだけではありません。その土地でどんな時間を過ごしたかが、旅の思い出になります。だから私は、「車があると山口県の楽しみ方が何倍にも広がる」と考えています。


軽貨物ドライバーだから気付けた「本当の山口県」がある

私は観光ガイドとして山口県を知ったわけではありません。軽貨物ドライバーとして、毎日さまざまな地域へ荷物を届ける中で、この県の魅力を知りました。

正直に言えば、仕事中は坂道の多さや細い道、雨の日の配達、山奥の住宅など、大変だと感じることも数え切れないほどありました。しかし、仕事を辞めて振り返ってみると、その経験こそが山口県を深く知るきっかけだったと感じています。

観光客が訪れない集落にも行きました。港町の細い路地も何度も通りました。季節によって変わる山の景色、朝日に照らされる瀬戸内海、日本海に沈む夕日など、観光ではなかなか見られない風景を数え切れないほど見てきました。

だからこそ私は、「山口県は観光地を見る場所ではなく、景色を感じる場所」だと思っています。

旅行者にはぜひ、有名スポットだけを巡るのではなく、その途中の景色にも目を向けていただきたいと思います。車で少し寄り道をするだけで、思いがけない絶景や、人の温かさに出会えることがあります。

仕事を通じて見つけた山口県の魅力は、ガイドブックには載っていません。しかし、その「普通の風景」こそが、何度も日本を訪れる外国人旅行者や、本物の地方旅を求める人にとって、一番心に残る思い出になるのではないかと感じています。

まとめ

「山口県は車がないと楽しめない。」

私はこの言葉に対して、今でも「半分正解、半分間違い」だと考えています。

確かに、公共交通機関だけでは訪れることが難しい場所は少なくありません。有名な観光地を効率よく巡るだけであれば、レンタカーがある方が便利なのは間違いないでしょう。しかし、本当に伝えたいのは、「車があるから観光できる」のではなく、「車があることで山口県という土地をより深く感じられる」ということです。

私は軽貨物ドライバーとして、山口県内を何年も走り続けました。配達という仕事だったため、観光客が訪れない住宅街や港町、山奥の集落、細い生活道路まで数え切れないほど足を運びました。当時は、狭い道や急な坂道、天候の悪い日の運転に苦労することも多く、「大変な仕事だ」と感じることばかりでした。

しかし、仕事を辞めた今だからこそ気付いたことがあります。それは、配達をしていたからこそ見られた景色がたくさんあったということです。

朝日に照らされる港町、静かな漁村、四季によって表情を変える山道、何気ない田園風景、地元の人々の日常。これらは観光ガイドにはほとんど載っていません。しかし、私にとっては山口県を代表する美しい風景であり、「また見たい」と思える場所ばかりです。

近年は、訪日旅行を何度も経験した外国人旅行者を中心に、「観光地を見る旅」から「地域の暮らしを感じる旅」へと価値観が変わりつつあります。私も、その考え方に強く共感しています。

山口県の魅力は、有名な観光スポットだけではありません。目的地へ向かう途中の海岸線、偶然見つけた展望台、昔ながらの商店街、地元スーパー、港町、そして地元の人々との何気ない会話。その一つひとつが、この土地ならではの魅力です。

もし山口県を訪れる機会があるなら、ぜひ時間に余裕を持って旅をしてみてください。少し遠回りをしてみる。気になった道へ入ってみる。景色がきれいだと思ったら車を止めてみる。そんな「予定にない時間」が、きっと旅の中で一番印象に残る思い出になるはずです。

山口県は、観光地を巡るだけではもったいない場所です。車という自由な移動手段があれば、その魅力を何倍にも広げることができます。そして、その先にはガイドブックには載っていない「本当の山口県」が待っています。

-つれづれ日記